#2 バンコンキャンピングカー
どうするベース車両 ⁉︎
ワイドミドルならハイエース一択
ナローならキャラバン ハイエース徹底比較
#2 バンコンキャンピングカー
どうするベース車両 ⁉︎
ワイドミドルならハイエース一択!
ナローなら!?キャラバンとハイエースを徹底比較!
今回から、ベース車両について考えて行きましょう。
今まで、ケイワークスではハイエースファンの皆さまに、
キャンピングカーの開発を続けてまいりましたが、
ここに来て、ナローモデルのアーチザン キャラバンを発表!
アーチザンの基本装備は、ハイエースのナローモデル、
ワイドミドル共に共通となっております。
違いはボディーサイズ(車幅と高さ)。ワイドミドルの全長は
バンパー形状の厚み分が長くなっております。
アーチザン ハイエースは、ディーゼル4WDの設定が、ナローモデル
のみとなっており、ワイドミドルには残念ながらありません。
アーチザン キャラバンは、ナローモデルのみでの展開となって
おります。
国内2大メーカー生産のハイエース、キャラバンは、
それぞれ長年に渡ってマイナーチェンジを繰り返し、
ロングランモデルとして熟成しています。
ナローのトヨタ2.8Lとニッサン2.5Lそれぞれの特性である、
パートタイム、フルタイム4WD、馬力、トルク、静音性さらには、
6速ATと7速ATとそれぞれ好みがあると思います。
そこで、ナローモデルにフォーカスするにあたって、徹底比較を
したいですね。
先ずは、ハイエース派、キャラバン派といった好み
は置いておいて、スペックからキャンピング装備まで
比較検証し、ハイエース、キャラバンそれぞれの特徴
を比較して、「後でしまった!」とならない為に考えて
行きましょう。
私がナローモデルにフォーカスする理由
BEST 5
1)市街地ユースできるボディーサイズ
私のキャンピングカー開発コンセプトで最も大切に
していることが、マルチユースと、普段使いです。
東京都内や、京都の裏路地など、ナローなら普通に
走行できます。個人差はありますが、一般的に
女性でも運転に不安を感じずに運転できるサイズ
は、日常の通勤、買い物からキャンピンングカー
としての使用までマルチに使えます。
2)4WD+ディーゼル
ハイエースの場合、4WDディーゼルは、ナロー
モデルにしか設定がありません。
私個人的に、今後更なる4WDの需要を見込んで
います。
行き先、季節、道路状況を選ばない走破性は、
くるま旅、遊びの領域を広げてくれます。
能登地震の震災現場に行った際に、道路は割れて
いたり、至る所が凸凹で、被災直後はどれほどな
状況であったのか想像を絶することと思います。
もしもの災害に備え流のであれば、4WDの必要性
を、現場の状況を目の当たりに強く感じました。
3)燃料高騰
燃料の高騰が止まりません!
ディーゼルエンジンの燃料代と燃費は、ガソリン
に比べて魅力的です。
しかしディーゼルモデルの新車車両価格はそても
高いですが、
「それでもディーゼルがいい!」
と言う声は、特にキャンピングカーに関して多く
販売台数が証明しています。
4)趣味アクティビティー
趣味で想像できるのは、釣り、サーフィン、写真
トレッキング他、多種多様ですが、例えば、山道
竜胆など、狭くて路面状況の悪い悪路など通行する
必要があるような趣味、アクティビティーに、
ナローサイズは必須です。スキー、スノーボード
に4WDはマストですね。
5)アクティブシニア世代に支持されている
長年ハイエースを愛用されているアクティブな
シニア層からの支持は熱烈です。
自ら主体的に趣味を楽しむ方々は、世代を超えて
広がっています。私もバンを手放せない1人です。
ハイエースバン スーパーGL神話
仕事兼遊び、一石二鳥のユース目的が功を奏し、
空前の大ヒットモデルと化したハイエースS-GL!
大ヒットした理由はスバリ、『仕事クルマ兼遊び』
ユースです。
この仕事兼遊びのニーズは、ナローモデルによるものです。
仕事と遊びを両立させるナローモデルにワイドが追加され、
ラインナップは充実しました。そのワイドミドルモデルを
キャンピングカーにコンバージョンしたのが、オーロラシリーズの
ファーストモデルでしたが、すぐにナローモデルをラインナップし、
皆様からの熱いニーズに応えてきました。
荷物を積んだり、リモートワークなど、仕事で
使えるハイエース、キャラバンをキャンピングカー
と両刀使いできる状況は、ナロー、ワイド共に
多くのユーザー様が、活用されて見えますげ、
これからご検討されている皆様ために、実際に
活用している事例なども紐解いてみたいと思います。
今さん(撮影・編集)
山本さん(教授 防災活動、災害支援)
お問い合わせが増えてきている!
「キャラバンでは作れないの?」
正直かつてから、キャラバン構想はありましたが、
ポップアップルーフの開発に要す時間的な問題と、
販売実績が無いことから、着手できませんでしたが
2022年にアーチザンの開発設計時にハイエースが
完成してすぐに着手しました。
完成したキャラバンベースアーチザンは、想像以上
の仕上がりに、私をはじめ、関係者はクオリティー
の高さに、確信を感じました。
さらに、2024年より、ポップアップルーフの
オプション決定!
それでは、キャラバンとハイエースの比較について、
基本スペックから比べてみましょう。
基本スペック
先ずは、ハイエースです!
現在オーダーいただいている台数が多いのが
ワイドミドルモデルです。
特にファミリーユースで、3人から5人家族が多く、
さらに、7人のりが必要な方におすすめ。
トヨタオフィシャルサイト
ハイエースS-GL 諸元表
カタログ
キャラバン
標準ボディー(ナロー)
駆動
ガソリン 2000cc 2WD
ディーゼル 2800cc 2WD 4WD(フルタイム4WD)
ワイドミドルには、以下の設定
ガソリン 2700cc 2WD4WD(フルタイム4WD)
ディーゼル 2800cc. 2WD
※ディーゼル4WDの設定はありません。
ボディ寸法
ナロー(標準)モデル
ボディー寸法
4.7m×1.7m×1.98m
回転半径
2WD 5.1m
4WD 5.2m
ワイドミドル
4.84m×1.88m×2.11m
回転半径
2WD 5.2m
4WD 5.4m
変速機
6速AT
寒冷地仕様あり
次はキャラバンです
キャラバン(ナローモデル)
ガソリン 2000cc 2WD
ディーゼル 2500cc 2WD 4WD(パートタイム4WD)
ボディー寸法
4.7m×1.7m×1.99m
変速機
7速AT
寒冷地仕様あり
(前席シートヒーター)
ハイエースナロー4WD キャラバン4WD比較
ハイエースバン
最高出力 | 151ps | 最大トルク/回転数 n・m(kg・m)/rpm | 300(30.6)/3400 |
キャラバン
最高出力 | 132ps | 最大トルク/回転数 n・m(kg・m)/rpm | 370(37.7)/2000 |
以上、基本スペックの抑えるべき諸元を表記
しましたが、いかがでしたでしょうか?
基本スペックをチェックしたら、実際に運転
して、どう感じるかですね!
ポイント
・エクステリアのデザインは、好みですね。
・ドライバーシートに座った時の感覚
(ワクワク感)
・一般道、高速道路共に走行して感じること
走行インプレッション
それでは私、黒田と営業部長の浅野より
実際に、愛知 ⇄ 東京を一般道路、高速道路を交え
運転したインプレッションをお伝えします。
まずは浅野です
エクステリア
ハイエース
ハイエースのエクステリアは、力強く頑丈な外観が特徴
だと多います。シンプルなデザインですが、力強さを感じさせる
ところが人気の秘密ではないでしょうか。
また、様々なカスタマイズのパーツが販売されており、オーナーの
好みに合ったカスタマイズができるのも魅力ですね。
キャラバン
キャラバンのエクステリアの特徴は、洗練されたデザインだと思います。
滑らかなボディデザインが特徴で、女性にも大変好評なデザインです!
ドライバーシートに座って感じたこと
ハイエース
ハイエースのドライバーシートに座ると、まず感じるのはその広さと快適。
座面が広く、背もたれもしっかりしていて長時間の運転でも疲れにくく、
快適なドライビング体験ができます!
キャラバン
キャラバンのドライバーシートに座ると、快適さと使いやすさです。
ハイエースのシートと比較すると、ランバーサポートがしっかししており、
長時間の運転でもより疲れにくい印象です。エアコン操作パネルなどは、
日産らしいシンプルなデザインが特徴かと思います。
全体の感想
ハイエースは、信頼性と耐久性にユーザーの皆さんが満足してされており、
長年バンコンのベース車両として王座に君臨しておりました。もちろん、
これからもその絶大な人気を継続し続けると思います!
キャラバンについては、ハイエースにはない洗練されたデザインや快適性が
見事に重なって、今回の比較で感じた率直な意見としては大変魅力ある車両
に進化しており、今後バンコンのベース車両としてキャラバンも十分に王者
の対抗馬になり得る存在になると確信しました!
次に黒田です
エクステリア
ハイエース
ハイエースのエクステリアは、多くのファンに支持
されていることが、その人気を裏付けていると思い
ます。デザインは完成度が高く、キャブオーバー
タイプのバンデザインの完成形を築いてきた安定感
を感じます。アフターパーツの多さと多様性も魅力
で、選択肢における大切な基準となります。
完成度の高いデザインに、自分好みをカスタムする
楽しみを与えてくれるのがハイエースのさらなる魅力
と言えるのではないでしょうか。
キャラバン
キャラバンのエクステリアは、さらに普通車に近い
印象を受けます。フロントグリルには、オプション
で、LEDライトを設定し、フロントデザインに、
ファーストインパクトを与えてくれています。
弊社の女性スタッフ、私の妻共に、「カッコイイ!」
と一言、「乗ってみたい!」と言わせてしまうこと
は、日産のデザインコンセプトにあったのかもしれ
ません。キャラバンもハイエースと同じくマイナー
チェンジにより、意匠のブラッシュアップを繰り返し
てきましたが、ここに来て、日産デザインチームの
色が、いい形で熟成したと言えましょう。
私的には、「アリ」ですね!
ドライバーシートに座って感じたこと
ハイエース
先ずハイエースですが、長年携わっているベース車
の為、乗り慣れている領域は超えて、馴染んでいる
状態に、違和感は感じていません。とても機能的
且つクオリティーも高く、安定した仕上がりに、
S-GLモデルは、オプティトロンデジタルメーター
がワンランク上の演出をしてくれて、さらにOPの
ダークプライム仕様など、内装インテリアへの配慮
も素晴らしい仕上がりです。
キャラバン
私、免許を取得して初めて自分で購入した車は、
フェアレディーZでした、丸い形の計器がダッシュ
に並び、その雰囲気にワクワクしたものですが、
ファーストインプレッションで、同じ印象を感じ
ました。
ステアリングは、一般車以上にスポーティーな
グリップを握った瞬間、思わずドライビングモード
に引き込まれてしまいそうな印象です。
そのステアリングは、寒冷地仕様には、ヒーター
も装備されると言うことで、日産のこだわりは、
素晴らしいと感動しました!
走行安定性能 馬力 トルク 静音性
走行安定性能は、自動車にとって、最も重要なこと
です。
ハイエース
商用バンとして、非常に完成度の高い走行安定性能
は、誰もが認める安定感です。
ナロー、ワイド共に、直進走行時は、一般道では、
リヤの突き上げ感は否めません。高速走行時には、
感覚的には個人差はあると思いますが、時速115Km
あたりから路面の継ぎ目での段差にバウンド時の
突き上げが感じやすくなると思います。
3型に比べ、4型以降はややマイルドになり、法定内
での走行時では、乗り心地に違和感や不快な感じは
感じないと思います。
横風が強い時には左右のロールを感じますので、
スタビライザーの強化、ショックアブソーバーの追加
により、安定感が増して快適性はかなり向上します。
特にワイドモデルは、横風によるロールの影響が出る
ので、足回りチューニングは試みると良いです。
ナロー、ワイドミドル共に、明らかな改善が可能です。
トルク感は、馬力の影響か、キャラバンよりもある
ように感じます。代わりにディーゼルエンジンは、
エンジン音の音量は、エンジンの回転数が3000回転
を超えてくると、助手席との会話がやや聞こえにくい
くらいに上がるので、防音、防振対策をお勧めします。
エンジンルームに施工するとかなり軽減します。
キャラバン
高速道路に乗って、アクセルオン!
すぐに感じたことは、バランスの良さです。
心地よい加速感と、ディーゼルならではのトルク感
が伝わってきて、そのバランスがとてもいいいのです。
この「バランスの良さを感じるのは、何だろう」と
しばらく走らせると、静音性に気づきました。
ハイエースは、アクセルオンと同時に、ディーゼル
特有のエンジンオンと、2.8Lエンジンのパワーに伴う
トルクフルな加速感が伝わってきます。対して、
キャラバンは、さらに普通車に近いというか、
パワーバランスと静音性の良さを併せ持つ、バンとは
思えない体感フィーリングが、長距離のドライブを
アシストしてくれると感じました。
ハイエース、キャラバンそれぞれの個性は悩みどころ
ですが、7速ATとパートタイム4WDが、キャラバン
の走行フィーリングと性能さらに引き上げてくれます。
個人的な主観ですが、パワー感ではハイエース、
基本スペックに伴う全体バランスと7速ATのスムーズ
な加速感、日常の無駄のない走行を実現してくれる
パートタイム4WDは、かつて当たり前だったことを
考慮すると、普段乗りを重視して、現時点キャラバン
にクルマとしての魅力を強く感じました。
機能性 利便性 インテリア
インテリアに関して、アーチザンの装備は基本的に
同じ仕様ですが、機能的には、エアコン、クーラー
の設定が違う為ここをどう選ぶかが考え所です。
コストも踏まえて、夏場の就寝を主目的にした国産
エアコンは、性能的リスクも少なく魅力的ですが、
DC12Vクーラーは冷却能力が少し勝ります。
いずれも外気温30度以上の真夏の日中は、冷却能力
が追いつかない場面もありますので、ペットも含め、
日中車内で滞在することを目的とするのであれば、
さらにアップグレードして国産エアコン(OP)の
設定をする必要性も検討することになります。
全体の感想
現状の仕様で比較した場合、エクステリアも重視し、
今までハイエース1択の状況から、キャラバンベース
でバランスよくまとめる選択は検討するべきでしょう。
現状のキャンピングカー業界において、キャラバン
NV350取り扱いビルダーは非常に少ない状況ですが、
長い間キャラバンをモデルラインナップしてきている
バンテック新潟さんと弊社はハイエースナローモデル
ベースの水平エレベーティングルーフを共有している
関係性もあり、キャラバンNV350のポップアップ
ルーフをアーチザンに設定、受注スタートしたことで、
ハイエース神話一色の業界において、新たな選択肢は、
今後業界においても、大きな可能性が期待できること
と思います。
以上となりますが、今回の情報、インプレッションが
皆様のベース車種 選択基準の一助になれば幸いです。
さらに詳しく知りたいこと、ご質問がある場合など、
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