失敗しないキャンピングカーの選び方③ 第2章 選ぶ基準を知る – 株式会社ケイワークス キャンピングカー&トレーラー
失敗しないキャンピングカーの選び方③ 第2章 選ぶ基準を知る
失敗しないキャンピングカーの選び方③ 第2章 選ぶ基準を知る

失敗しないキャンピングカーの選び方③ 第2章 選ぶ基準を知る

事前準備と購入計画の必要性

今まで車を買うといえば、メーカーが造った既製車を買うだけの一方通行的な受け入れ方が主流だったのですが、キャンピングカーのように既製車にさまざまな装備を架装して、ユーザーの使用目的に合致するように仕上げたオリジナル車も入手できるようになり、ユーザーの理想を製造段階から反映できる双方向的な買い物が可能になってきたのです。メーカー販売店のみならずキャンピングカー・ビルダー(架装会社)からも車を買えるという選択肢の広がりは、車社会やライフスタイルに大きな変革をもたらしました。まず何よりも特筆すべきは、次に車を買い替えるときに「キャンピングカーに乗りたい」とお考えの方が飛躍的に増加したことです。かつては高嶺の花のような存在であったキャンピングカーが、グッと身近なものになった証拠です。こうしたトレンドを牽引してきたのが、日常生活でも使い勝手のよいバンコン型キャンピングカーだったのです。

 

「キャンピングカーに乗りたい」とお考えの方は、時間に拘束されない豊かで自由な暮らしを実現したい、そのためには今のライフスタイルを変革してくれそうなキャンピングカーはどうだろうか…そんな思いを漠然と抱いておられるのではないでしょうか。とくに第1章でご紹介したように、現役ユーザーのみなさんの充実したキャンピングカーライフを知ってしまうと、はやく自分もこんな世界を味わってみたいと夢は膨らむばかりではないかと思います。しかし、飛びつく前によく考えなければならないことがいくつかあるのです。登山でもそうですが、山頂を目指すには地図も必要ですし、どこで休憩をとっていくか、水場の確保は大丈夫かといった計画も大切です。参加者が登山経験の浅い家族連れであれば、いきなり険しい高峰にアタックするのは無謀ですし、ルートの状況や季節にあわせて身につける装備も違ってきます。やはり、山をよく知るベテラン・ガイドに従って、楽しいチャレンジをすることが登山の基本なのです。キャンピングカー選びでも、目的や使い道をひとつひとつ明らかにし、家族で楽しむならば家族の意見をひとつにまとめておくなど、事前準備と購入計画はとても大切なことなのです。

 

わたしの経験では、1人1人にあった車種の選択とともに、使用する環境にあったカスタマイズを親身になって提案してくれるアドバイザーが必要であると思います。キャンピングカーの選択とカスタマイズは、そう簡単なことではなく、ときには資金計画の変更も必要な場合があります。そんな局面で的確な判断を下すには、親身になって考えてくれる専門家が付いていなければ、自分の意思だけではなかなか決断できるものでありません。自分の判断を優先した結果、妥協に妥協を重ねて購入を決めたモデルが、結局は安物買いの銭失いになったり、高額な割には飽きの早いデザインで品質も見劣りしてきたりと、大きな失敗を招くことが頻繁に起こるのです。この章では、「キャンピングカーに乗りたい」という漠然とした思いにしっかりと形を与えるための基礎知識と準備をご紹介していきます。

キャンピングカーの本質的な価値

ここで、あらためてキャンピングカーがわたしたちにもたらしてくれる価値というものを見直してみたいと思います。インターネットや情報誌などを見ながら、どことなくポイントは理解しながらも、実際に整理してみると、キャンピングカーからどれほどの恩恵や利益を得られるかが、はっきりとわかってきます。家の次に高い買い物になる可能性が高い車の購入ですから、しっかりと確認しておく必要があるでしょう。わたしは、キャンピングカーの本質的な価値をおおよそ4つに分けて考えてみました。

  1. 利便性
  2. 快適性
  3. 利益
  4. 自分や家族に残してくれるもの

①から④それぞれのなかに、どんなメリットが含まれているのか、みなさんもいっしょに考えてみましょう。どんな高級車であっても一般の乗用車タイプであったなら絶対に実現不可能なことも、キャンピングカーでならあっさりと実現できてしまうこと、それこそがキャンピングカーがもつ魅力なのです。第1章でインタビューに応えてくださったユーザーのみなさんの声も集め、今までの経験から気づいたこともいっしょに盛りこんでみました。

①利便性……時間を手の上に乗せて行動できる
  • 宿の心配がないので、どこへ行くにも自分の計画で自由に行動できる。
  • 愛犬が家族にいる場合、車のなかでいっしょに就寝できるので、宿の都合で行動しなくてもよくなる。
  • ボディサイズを普段使いできるバンコンのようなサイズにすれば、機動力も高まり、駐車場に困ることもなく、春の桜や紅葉など期間限定のチャンスを逃さなくなる。
  • 道の駅やRVパーク、全国どこにでも点在する日帰り湯施設など、クルマ旅に便利なインフラが急速に整備され、どこへでも気軽にクルマ旅に出かけられるようになった。
②快適性……就寝機能・電源・水回りが付加された
  • キャンピングカーにとって最大の特徴は、“寝る”を快適に実現できること。クルマ旅はもとより、釣りやスキーなど趣味やレジャーでの車中泊も可能に。ポップアップルーフを装備すれば、キャンプやバードウォッチング、写真撮影なども快適にできる。
  • 電気が使えるようになることで、冷蔵庫を稼動させ、旅の道中の飲み物や要冷蔵のお土産の保存も可能になる。FFヒーターや電気毛布(消費電力に注意)など冬場の暖房も可能に。電気ケトルでお湯を沸かしたり、バッテリーを強化すれば電子レンジなども使える。
  • 洗面用のシンクをもつタイプでは、給排水機能をもち、なかにはシャワーを備えた機種もある。ここまでそろうと移動する家屋のような安心感が生まれる。
③利益……宿泊代の節約
  • 無駄な宿泊費がまるまる節約できる。1家族3人から4人でホテルに宿泊した場合、1泊でおよそ3~4万円はかかるので、単純に1年間に12泊、つまり1ヶ月に1度使えば、1年で30万円以上、10年で300万円以上の節約ができる。
自分や家族に残してくれるもの……思い出
  • わたしたちがよく耳にすることは、「子どもたちが小学生のうちに、いっしょに少しでも多くの時間を過ごしたい」という声。子ども時代にどれだけ楽しく過ごせたかで、子どもの将来をも豊かにできる。ちなみに、キャンプ遊びを家族で共にしていた子どもは、大きくなったときの「家族の絆」が深くなる傾向が強いというデータもある。

過ぎた時間は二度と帰ってはきませんから、車中泊旅行やキャンプ旅行で親しい人たちと大切な時間をわかちあいたいものです。とくにオートキャンプでは、キャンピングカーライフを共有する者同士に不思議な連帯感が育まれ、毎回新しい人の繋がりが生まれます。ここに挙げたキャンピングカーの4つの価値のほかにも、いろいろあるとは思いますが、一文でキャンピングカーの基本的な価値を要約してしまえば、「宿泊費を節約できて自由に行動できるので、時間にしばられずに旅行、キャンプ、趣味、レジャーを満喫し、人生をより豊かにのびのびと楽しむことができる」ここに尽きるように思われます。

対価以上の価値をもつキャンピングカー

前段で見てきた「キャンピングカーの本質的な価値」のなかで、「③利益……宿泊代の節約」についてさらに検証すると、キャンピングカーはたくさん遊びたい人が購入する車ですから、年間10泊どころか20泊も当たり前、というユーザーが大勢います。キャンピングカー白書(日本RV協会調べ)のデータによりますと、キャンピングカー利用者は一度に平均2~3泊しますので、年間20泊すると仮定し、それを10年間つづければ600万円も宿泊費換算で節約できることになります。

 

キャンピングカーを600万円で購入したとしたら、10年で600万円の節約によって、車の購入代金はタダ同然になるという勘定です。ハイエースベースならば10年~15年は十分に活躍してくれますから、いよいよ安心です。さらに申し添えれば、ハイエースベースのキャンピングカーの場合、リセールバリューも圧倒的に高いため、その対価を含めて考えれば、非常に安い買い物になると断言できるでしょう。

クラシックバン

また、それ以上にお金には代えられない家族の楽しい思い出が残っていくわけですから、快適で耐久性もある高品質なキャンピングカーさえ選択しておけば、不愉快な思いをせずに、有り余る価値を積み上げることができるのです。これが、キャンピングカーが本来もっている「対価以上の価値」という魅力なのです。ここを忘れたキャンピングカー選びこそ、わたしがもっとも警告しておきたい選択の誤りなのです。

 

キャンピングカーそのものの品質を見究める必要もありますが、粗雑な造りのキャンピングカーを安易に生産する製造会社や取扱い販売店の質というものも見究める必要があると思います。しかし、ベテランのユーザーならいざ知らず、キャンピングカー入門者の方がたには、ここまでの見究めはとても困難です。そこでプロフェシナルのアドバイスが、大きな手助けになると思います。

次の章からは、キャンピングカーの購入を検討されているみなさんのために、「キャンピングカーの選び方」「よくないキャンピングカーから逃れる方法」をお話ししていきます。そこでお伝えする内容は、裏も表もない正直な評価と分析に基づくものですから、販売店にとってはかなり耳の痛い話も出てくるでしょう。しかしそれは、わたしたちビルダー各社にも言えることなのです。

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